山梨肺癌研究会会誌 第16巻2号 082-086(2003)
手術適応決定に一側肺動脈閉塞試験が有用であった4症例
喜納五月、有泉憲史、橋本良一
浅川哲也、望月 淳、松村国佳
成宮賢行、宮木順也、相馬慎也
要旨:肺癌手術症例においてpoor risk患者の手術適応の判断に迷うことがある。当施設で一側肺動脈閉塞試験(URAO test)を施行し、手術適応の判断を決定した4症例をまとめた。症例1は肥大型心筋症合併の左肺癌にて左肺全摘除。症例2は左肺癌手術待機中に肺動脈血栓塞栓症発症し、血栓摘除術施行後の左肺上葉切除。症例3は肺気腫合併の左肺全摘除。症例4はARV合併の右肺全摘除。いずれの症例もURAO testにて手術適応と判断し手術施行。術後は順調に経過した
keywords:肺癌、URAO test、一側肺動脈閉塞試験
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